これまで身内や友人、知人の訃報の連絡は電話で来ることが基本でした。でも、最近はインターネットの普及により、メールで来る頻度も増えてきています。電話で受けた場合は相手と言葉を交わすため、大きなトラブルが起こることは少ないですが、メールは文章でのやりとりになります。
そのため、遺族に対して失礼な言葉や傷つける言葉を送ってしまうことも考えられます。もしもメールで訃報を受け取った際は、マナーを守り、慎重に言葉を選んでお悔みの挨拶を返信するとともに、心のこもった文章を送るように意識しましょう。
まず、気をつけたいことは、忌み言葉や重ね言葉を使わないのが基本的なマナーです。そして、相手を傷つけないできるだけ柔らかい表現の言葉を選び、お悔みの挨拶に取り入れるようにしましょう。ちなみに、宗教や宗派によってお悔みの言葉としてタブーな言葉もあります。
そういうことも踏まえたうえで、文章を考えると大きなトラブルを回避することができます。また、大切な人を失った遺族の方は悲しみはもちろんのこと、精神的にも大きなショックを受けています。また、葬儀の準備など忙しい時間を過ごしながら訃報の連絡をしてくれたことを踏まえ、できるだけシンプルで短めの文章で返信するように心がけましょう。